実は”そら豆”はおいしい!
新鮮なそら豆が食べたい
畑を再開するきっかけとなった気持ち。「新鮮なそら豆が食べたいな~!」
子どもの頃に食べたそら豆。その味は、”くさい”というイメージ。そのイメージは長く残り大人になっても好きになれない野菜でした。
ある時、知り合いからそら豆の種をいただきました。ちょうど畑の場所も空いており、私が食べなくても家族や誰かにあげればいいと思い育てることにしました。収穫の時を迎えたそら豆。せっかく育てたので気持ちは進みませんが、茹でて食べることにしました。”茹でて塩を振る”そんな直球勝負な食べ方でいただきます。食べてみると、なんとおいしいかったのです。”くさい”と思っていた匂いは、野菜っぽくない独特の風味で病みつきになりました。嫌いだと思いながら食べたそら豆はホクホクとして、独特の風味と甘い味わいがあり、そのギャップには雷に打たれたような衝撃がありました。(私は雷に打たれたことはありません。)
あるとき、そら豆がおいしいかったという感情が突然に思いだされ「新鮮なそら豆が食べたいな~」という気持ちになりました。そこから新鮮な野菜のおいしさ、今までのイメージを覆す新鮮な野菜の魅力、新鮮な野菜が当たり前に食べられる家庭菜園の魅力、そういったことを改めて認識し畑を耕すことにしました。
というわけで、”新鮮なそら豆が食べたい”というこの気持ちを解消するため、そら豆を植えていきます!
そら豆を植える
購入したそら豆の種(お多福・河内一寸そら豆)
今回購入したそら豆の種
【お多福】
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【河内一寸そらまめ】
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中の種はこんな感じです。
【お多福】のほうは青く塗られています。数は20粒入っていました。
【河内一寸そらまめ】のほうは緑に塗られています。数は10粒入っていました。
お多福は種の数が多く、河内一寸そらまめは、実が大きいのが特徴です。
そら豆を植える
植え方
購入したそら豆のパッケージに育て方が書いてあるので記載しておきます。
そら豆の育て方
- 種まき・育苗
3号ポットにタネまき用土を入れ、タネを1粒ずつ「おはぐろ」の部分を斜め下に向けて差し込みます。少しタネが見えるくらい浅めに覆土します。- 畑の準備
植えつけの2週間くらい前までに畑に石灰・堆肥・元肥をまいてよく耕し、幅90cm、高さ10cmほどの畝を立てます。- 植えつけ・管理
本葉が3〜4枚のころ、条間45cm、株間40~50cmに植えつけます。春先に追肥・土寄せし、草丈が高くなったら、5~7本に整枝します。- 収穫
斜め上を向いていたさやがマメの重みで垂れ下がり、背のスジが黒褐色になってきたら収穫時期です。引用元:商品パッケージ裏面より
※河内一寸そらまめでは植えつけの株間は40㎝ほどという記載になっています。
畝を作る【畑の準備】
畑の準備についてたかちゃんの畑は、事前に牛ふんと鶏ふんを混ぜてあります。畝づくりからします。指定どおり90㎝の畝を作りました。指定では10㎝の高さですが、たかちゃんの畑は粘土質な土壌なので排水性を考えて少し高めに作ります。
畑の端っこに畝を作ります。
まず畑の端(コンクリート側)に溝(通路)を作ります。そしてコンクリート壁側の畝の側面を先に完成させます。完成した畝の端を基準にもう一方の畝の端を決めます。指定通り90㎝の幅を測り目印として支柱を立て糸を張りました。この基準の糸を目安にもう一方の側面を作ります。
短いほうの側面を整えたら畝の完成です。
畝の作り方は別の記事で詳しく紹介しているので良ければ参考にしてください。
記事【畝を立てる】
種を並べる
種の株間を決めるため、まず先に種を並べます。いきなり植えてもいいのですが、今回は子どもと作業をしたので、わかりやすいように先に場所を決めました。いきなり植えると、さっき植えたところがどこかわからなくなり、「次どこだっけ?」みたいなことになるので、私は先に並べるようにしています。
支柱を置いて、少し穴を掘って目印を作り、「ここに置いてね」と伝えて種を並べてもらっています。当然ですが子どもには株間40㎝という指示では理解できませんでした(笑)
地植えなので、2粒ずつ蒔いたほうがいいかもしれませんが、2粒ずつ植えてしまうと畝が中途半端に余るので2粒のところと1粒のところがあります。お多福は20粒を使って12か所。河内一寸そらまめはすべて1粒ずつ蒔いて10か所にしました。
発芽しないリスクや鳥などに食べられるリスクがあるため、地植えの場合、1か所に2~3粒蒔いて発芽してから間引く方法が採られることがあるようです |
植える
きれいに並べられたので、指示通りにおはぐろを下に向けて植えていきます。少し浅めに種が見えるぐらい覆土という説明ですが、ここは無視して3㎝程度の深さで植えます。たかちゃんの畑にはカラスやハト、スズメが遊びに来ることがあります。種が見えているのはあまりにも怖い…食べられるやん!そんなわけで、しっかり隠します。
子どもには、並べた種とっておはぐろを下に向けて植えるように指示したのですが、種を手に取ったら、違うところに植えちゃうというハプニングもありながら作業を終えることができました。気が付いた時にはちがうよ~と修正したのですが、どうなったか発芽が楽しみです。
水やり
すべて植え終わったら、水やりをします。発芽まで乾燥しないよう、水やりをします。ホースやじょうろでジョーっと水やりをすれば終了です。
おわり
今回の作業は子どもと一緒にしました。草を刈って畑がきれいになってから、子どもが畑に遊び場として興味を持ちました。穴を掘ったり、ただ走ったり。そんな畑の興味の延長からか、一緒に種を植えてくれると子どもが言いました。子どもと作業をして出来栄えはそこそこかもしれませんが、子どもと一緒に作業すること自体が喜びに感じます。”新鮮な野菜が食べたい”という、食いしん坊なたかちゃんですが、家庭菜園・畑の新たな魅力を感じられたと思います。
私にとっての家庭菜園は失敗が許されるので実験的に【Let’sTry! (やってみる)】ができます。子どもたちにも成長のために【Let’s Try!】で成長を見守れたらいいな~なんて感じます♪
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