畝を立てる!
人生のいろいろなことに疲れ、しばらく放ったらかした畑です。
雑草だらけになり、虚しい場所になっていました。
でも、やっと畝を立てるところまで畑がよみがえってきました。
【たかちゃんのキッチンガーデン】と心の中で畑に名前を付け、
モチベーションをあげて作業しています。
キッチンガーデン(Kitchen Garden)はイギリス英語で
家庭用の畑を意味するらしいです。
なんだか素敵な言葉だな~と思い、心の中で【たかちゃんのキッチンガーデン】という
名前にしました。
荒地がキッチンガーデンに代わっていく様を頑張ってお届けします。
今回は畝を立てます。
畝ってなに?
畝(うね)とは
そもそも畝ってなんでしょうか。
畝=うね、と読みます。
畝は畑の土を盛り上げて作る、長くて細い土の列のことです。
畝の形状(高さ・幅)は栽培する野菜の種類や畑の土の性質に
よって変える必要があります。
水はけ・根の育ち・作物の大きさという視点で高さ・幅を
考えてみるといいと思います。
といいながら、私はあまり難しく考えないで、
”畝は野菜のベッド”と思ってふかふかになるように~、
くらいの感じで作っています。
畝の役割
畝にはいくつかの役割があります。
まとめましたのでご覧ください。
【水はけを良くする】
畝を作ることで、雨の水が、畑の表面に溜まらず、すぐ流れます。水が溜まらないので根が過剰な水分にさらされにくくなります。根腐れの防止です。
水はけが悪い粘土質の畑では、水はけをよくするため高畝にしておいたほうががいいようです。
【土の温度が上がる】
畝を作ることで、畝と畝の間に通路ができ日当たりが良くなります。日当たりを確保することで、地温が低い時期でも、土壌の温度が上がりやすくなります。これにより、植物の成長が促進され、発芽率が上がるそうです。
【根の発育を助ける】
畝の中の土は柔らかく、空気がよく通るため、根が伸びやすくなります。これにより、植物が健康に育ちやすくなるそうです。
ただし、畝が高すぎたり、畑の深くまで柔らかくしたりしていると、野菜が根を伸ばすことに栄養を使い過ぎてしまい、実が付かなかったり、小さくなってしまうこともあるようです。
【雑草管理がしやすくなる】
畝の間に通路を作ることで、雑草の管理がしやすくなります。私は、雑草管理のことを考えて、畝の間の通路は、”自分の足を横にして少し前後に動かせるぐらい”を目安に作るようにしています。
以前ケチな考えで、畑が狭いため、通路を狭くして畝を大きくし、たくさん野菜を植えられるようにしたことがあります。しかし、野菜が育つにつれ通路が狭くなり後の管理がしにくくて苦労した、、、というか途中で放棄したことがあります。
欲をかいて通路を狭くするのはおすすめしません((+_+))
畝を立てることって、いいことだらけですね。
ただ、畝を立てる作業は腰に来ます。
ですので、無理せずぼちぼち私はやっています。
家庭菜園の畑です。楽しみながら無理しないでやります。
営農ではなく【気楽で”え~の~”】です。
畝を立てる
畝を立てるときに使う道具
- 鍬(平ぐわ)
これで土を掘り、畝を立てます。
この道具は、前で掘ったり、反対側で叩けば塊の土を砕いたり、
横面でならしたり、活躍が多い道具です。
家庭菜園をされる方は一つあると便利です。
- レーキ
土を盛った後に、レーキでならして表面をきれいにします。
- 糸と支柱(あれば)
畝をまっすぐに作りたいので、目安として糸を張ります。
畝がまっすぐなっていると、出来上がりがすごく映えます!
(写真省略)
畝を立てるときに適した天気と畑の状態
天候
○雨の前後を避ける
畝を作るときは、できるだけ雨の前後を避けるのが良いです。
雨が降ると土が湿ってしまい、作業が難しくなります。
特に大雨の後は土が泥状になるため、畝を作るのに適していません。
とはいっても、私の場合は仕事の都合で土日作業になることが多く
天気の都合を無視して、自分のスケジュールを優先することがままあります。
雨の後は、ほんとにドロドロで嫌になります。
長靴に泥が引っ付いて、足が重くてつらいです。
○乾燥した日を選ぶ
畑の土が乾燥しているときの方が畝を作りやすいです。
乾燥した土は砕けやすく、均一な畝を作るのに適しています。
乾いた土を鍬でサクッと削りながら掘っていく感覚は、気持ちがいいです。
良い疲労感と充実感を味わえます。
ただし、乾燥で唇がカサカサになっちゃうことがあるので
水分を取りながらしないとだめですね。
畝の作り方
- 畝の場所決め
畝を作る場所を決めます。今回は畑の一番、奥に60㎝の畝を作ることにしました。 - 平ぐわで通路を掘る
畑の端っこなので、端のコンクリートに合わせて、通路を掘ります。
平ぐわで土を削り取り、削った土は畝を作る場所へ乗せていきます。 - 通路の幅を広げる
畝を作る場所の、端っこまで土を掘ったあと、堀った幅を広げます。
ここで、広げるのは後々の管理がしやすくなるようにするために広げました。
- 畝の側面を作る
幅が確保できたら、畝の側面を平ぐわで叩いたり、
踏んだりして固めて畝の側面を作ります。
パンパンと何度もたたいて固めます。
土の状態によって固くならないときは足を鍬に乗せてギュッと踏み固めます。
- 畝の幅を決める
畝の片側すべての側面を踏みならしたら、畝の半分が完成です。
同じやり方で反対側を作っていきます。
60㎝の畝にしたいのでメジャー、、、ではなく
手で何となく60㎝の寸法を取ります。
アバウトです。自分の手を広げるとだいたい21㎝なので、それを基準に反対側の位置を出します。 - 完成した側面の反対側に糸を張る
完成した側面の反対側の位置を決めたら、支柱をさします。
畝の両端に支柱をさし糸を張ります。 - 糸を目安に掘る
張った糸を目安に掘っていきます。
まずは深く掘ることよりも、まっすぐ掘ることを意識して
一本筋を通します。
そのあとに深く掘ると作業がしやすいです。
通路幅は足を横にして前後に動くぐらい(30㎝ほど)に
しておくと後々作業がしやすいと思います。 - 畝の表面を整える
畝の表面を、レーキを使って整えます。
なるべく水平になるようにします。
水平になっていないと、雨が降った時や水やりの時に
水が溜まってしまう可能性があるので表面を整えます。
☆ポイント
水はけの悪い畑では高畝に
たかちゃんのキッチンガーデンは水はけが悪く
とても粘土質なのでなるべく深く掘って
高い畝になるように気を付けています。
何センチという決まりはないので、
他人の畑を観察してこんな感じか~と見てなんとなくやっています。
畝は南北方向に作る
多くの野菜は、日当たりがいい環境を好みます。
なるべく、南北方向に畝を立てるようにしておけば、
どの野菜の葉にも日光が当たるようになります。
また、畝感もゆったり取ることで日当たりのいい風通しのいい畑になります。
周辺の建物等で一概には言えませんが、気にしておくといいかもしれません♪
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